2020.2.25
北、東、西に道路が接している土地は、
なんだか日当たりが悪そうな気がしてしまいます。
(特に、北道路の土地はそう感じませんか?)
というのも、その土地のすぐ南には、
光を妨げる家が、すでに建っていたり、
あるいは、今はなくともいずれ建つとなれば、
光が入らなくなってしまいそうだからです。
また、家が密集して建つ分譲地の場合、
南だけじゃなく、東や西にも隣の家が建つことになるため、
余計に光が入らない暗い家になってしまいそうな気がします。
それゆえ、たとえ価格が割安だったとしても、
多くの方が率先して選ぼうとはしません。
しかし、そういった土地は、
本当に明るい家を建てることは難しいのでしょうか?
全ての家が暗くなってしまうのでしょうか?
こんにちは!
SIMPLE NOTE 高崎スタジオを運営しております、
株式会社ウッドプランの中村伸司です。
もちろん、北道路の場合は、
北側に駐車場をつくり、
南に寄せて家を建てることになるため、
一番南にリビングを配置し、
その南面に大きな窓をつくるような間取りにしてしまうと、
想像通り光が入らない薄暗い家になってしまうことでしょう。
隣の家との距離が充分に取れないからですね。
また、それを補うため、
東や西にも大きな窓をたくさんつくってしまうのですが、
そうなると、今度は周囲からの視線が、
余計に気になるようになるため、
結局カーテンをずっと閉めっぱなしにしてしまい、
光を遮断してしまいます。
つまり、固定概念の固まりのような家を建ててしまうと、
想像通り、非常に住み心地の悪い家になってしまう・・
ということですね。
ですから、このような住宅が密集している土地で、
家を建てる場合は、
光の採り入れ方を工夫しなければいけません。
✔必ずしもリビングを
南に配置しないといけないわけではない?
多くの方が、どんな土地であろうとも、
敷地の一番南にリビングを配置しようとしますが、
少し柔軟に考えていただき、
リビングを一番北に配置してみるという選択肢を持ってみると、
見違えるぐらい格段に明るさが増すことになります。
なぜなら、この場合、
リビングの南となる家の真ん中に外をつくり、
そこから太陽の光をたっぷり採り込むからです。
家の真ん中で、光を採る空間をつくれば、
南、東、西、に建っている隣家から、
ずいぶんと距離を取ることが出来るようになり、
どの方向からも、
たっぷりと太陽の光が入ってくることになります。
また、その空間からは、
直射光だけじゃなく、
外壁に反射した間接的な光までもが、
家の中に入ってくることになります。
そして、その結果、
一日中電気をつけなくても、
自然の光だけで明るい家が出来上がります。
おまけに、周囲からの視線も気にならないため、
居心地も抜群にいいし、
外や空を家の中から眺めることが出来るので、
とっても贅沢な気分も味わえるし、
間取りも分かりにくくなるため、
防犯性も格段にアップすることになりますしね。
✔外構代、土地代の両方をカット出来る!
しかも、外に向かって窓が少ない家は、
防犯性に加えて、家のデザイン性も自ずと高くなり、
結果、塀や目隠しといった余分な外構工事を
カットすることが出来るようになります。
また、固定概念に縛られずに
家づくりをすることが出来るようになれば、
土地が持つ条件に家が左右されなくなるため、
わざわざ、高額なお金を出して
日当たりが良い最も高い価格の土地を、
購入する必要がなくなるだけじゃなく、
逆に売りにくい日当たりが悪い土地を
より安く購入出来るかもしれません。
ということで、
土地を探す時には、
南道路や日当たりが良い土地に
こだわらないようにしていただければと思います。
土地の日当たりと家の明るさは
比例するわけではないし、
土地に必要以上にお金を出すのは、
もったいないことですから。
それでは、、、
シンプルノート高崎スタジオ
(株)ウッドプラン
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