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オープンスタイルの住まいで配慮すべきこととは?

2019.3.23

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あからさまに日当たりが悪い土地はもちろんのこと、
たとえ日当たりが良さそうな土地であっても、
周囲から丸見えになってしまい、
プライベートゾーンをさらけ出さざるを得ない土地であるならば、
カーテン費用やシャッター代金が余分にかかる上に、
なんだか薄暗い家になってしまうことになるので、
リビングの南に大きな窓を作ることをオススメしません。

しかしながら、土地が広々としていて、
かつ周囲の視線が全く気にならないような立地条件であれば、
リビングの南に『これでもかっ!』というぐらい大きな窓を作った、
明るさと開放感あふれるダイナミックな間取りプランを
ご提案させていただいています。

こんにちは!
SIMPLE NOTE 高崎スタジオを運営しております、株式会社ウッドプランの中村伸司です。

とはいえ、このような窓の作り方をする場合、
以下の点に注意しておく必要があります。

●夏の直射日光を遮断すること!

今のガラスは二重ガラス(ペアガラス)が標準であり、
かつ、全ての窓がLOW-Eガラスになっているため、
以前の1枚ガラスに比べると断熱性能は大幅にアップしています。

しかし、そうは言っても
真夏に直射日光がガンガン家の中に入ってくるのであれば、
家の中は当然サウナのような蒸し風呂状態になってしまいます。

その上、LOW-Eガラスは
熱くなった空気を外に逃げにくくする機能も同時に持ち合わせているため、
家の中の蒸し風呂状態が持続してしまうことになるし、
その空気を冷やそうと思えば、
ガンガンにエアコンを使用し続けないといけなくなるので、
けっこうな電力を消費することになります。
(つまり電気料金が高くなってしまうということです)

ですから、そんな不快なリビングを作ってしまわないためにも、
また無駄な電気料金を支払わなくてよくするためにも、
夏の直射日光を遮断してやる必要があります。
そして、そのためにしっかりと軒を出してやる必要があります。

この軒が、窓の高さの30%出ていれば、
夏の太陽高度であれば直射日光を完全に遮断してやることが出来ます。

そして、太陽高度は冬になれば低くなるので、
冬は暖かい直射日光をたっぷりとリビングに注ぎ込んでやることが出来、
自然の力だけである程度家の中を暖かくしてやることが出来ます。

●サイズやバランスにも配慮すること!

そして、直射日光を遮断するために軒を出すにあたって
同時に配慮しておかないといけないのが、
窓のサイズや全体のバランスです。

まっ、サイズやバランスはこんな家に限ってのことじゃなく、
全ての家にとって大切な要素なんですけどね。

ハウスメーカーの家が工務店の家に比べて、
なんとなくスッキリしているように感じたことはありませんか?

これって、実は
サイズやバランスにもしっかり配慮しているからなんですよね。

ハウスメーカーの家は
間取りも外観もごくごく普通の家ばかりですが、
このサイズとバランスにしっかり配慮しているため、
それなりにデザイン性に優れた家のように感じます。

一方で、間取りをあなたの要望に合わせて自由に設計出来る工務店の家は、
間取りだけを見てみると一見理想に近い状態で出来上がったように感じますが、
自由であるがゆえに、窓はガタガタになりやすいし、
サイズやバランスもチグハグになりやすく、
外観が非常に不細工な家になってしまいやすい傾向があります。

どのようにすれば、よりスッキリしたお洒落なデザインになるのか?

どのようにすれば、より開放的に感じられるのか?

どのようにすれば、より空間を広く見せることが出来るのか?

どのようにすれば、より天井が高く見えるのか?

これらは、間取りの作り方はもちろんのこと、
窓や軒などのサイズやバランスを整えるか整えないかでも、
驚くほどの差が生まれることになります。

また、配色や素材の使い方次第で、
家の見た目や雰囲気だけじゃなく
広さの感じ方も全く違ってくることになります。

ですから、ただ平面図だけをじっと眺めて
間取りをあれこれ考えるのではなく、
外から見た時の見え方も同時に考えるようにすべきですし、
空間を立体的にイメージしつつ、
間取りを感じるようにすべきなんですよね。
住宅会社はもちろんのこと、あなたも・・

ということで、
建てた後でイメージと違った・・・と後悔しないためにも
以上のようなことにもしっかり配慮しつつ、
より快適で暮らしやすく、
よりシンプルでお洒落な住まいづくりをしていただければと思います。

それでは、、、

シンプルノート高崎スタジオ
(株)ウッドプラン 

〒370-0857 群馬県高崎市上佐野町824-3
電話 027-326-2348

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