2019.2.23
家づくりは、自分自身の予算を具体的に把握した上で
行なっていくようにしなければいけません。
つまり、自分たちにとっての理想的な総予算がどれくらいで、
また、その予算の中で土地や家や外構工事に
一体どれくらい予算を使ったらいいのか?
そして、その予算の中でどんな家を建て、
どんな土地を買い、どんな庭にすべきなのか?
を総合的に考えていくことが大切であるということです。
そうしないと、様々な形となって、
そのしわ寄せがあなたに襲いかかることになります。
こんにちは!
Simple Takasaki Studio 中村 伸司です。
例えば、土地に予算を使い過ぎてしまったとしたら、
妥協だらけの家にしなければいけなくなったり、
あるいは、庭の工事まで予算がとれなくなり、
工事現場さながらの凸凹の雑然とした庭のままで
過ごさなくてはいけなくなったりします。
庭の工事費用は、あなたが想像する以上にかかるものですからね。
また、土地に加えて家にまで予算を使い過ぎてしまったとしたら、
そして庭の工事にも同じように多くの予算を使ってしまったとしたら、
そのしわ寄せは、住宅ローンに伸し掛からざるを得なくなります。
となれば、思い描く理想の家が手に入ったとしても、
それと引き換えに毎月の返済がしんどくなり、
日々なにかにつけて我慢ばかりしなければいけなくなったり、
税金の支払いが集中する5月にその支払いに四苦八苦することになり、
夫婦喧嘩が増加する原因となってしまいます。
また、毎月の負担を少しでも抑えようと、
金利の安さを中心に考えて住宅ローンを選んでしまうと、
それはそれで、近い将来に大きな打撃を与えかねなかったりします。
おそらく、その打撃を食らう時期は、
あなたの子供が、大学や専門学校進学に時期ぐらいになると思いますが、
もし仮に、それと同時期に住宅ローンの返済金額がアップしてしまうとしたら
それはかなりキツいことだと思いませんか?
さらに、それに加えて、
家電たちが順番に壊れ出して、
順次、買い替えをしないといけなくなったとしたら?
それら突然の出費も、充分な蓄えさえあれば、
なんの問題もないと思いますが、もし日々の暮らしを乗り切ることで精一杯で、
全くそんな余裕がなかったとしたら・・と考えると、ゾッとしますよね?
そして、その数年後には、
家も汚れてきてメンテナンスをした方がいい時期に差し掛かってきます。
しかし、その状態では、とてもじゃないけどそんな余裕はありませんよね?
という状態に陥ってしまう可能性が充分にあるのが、
家づくりの恐ろしいところです。
ですから、冒頭にもお伝えしたように、
まずは、ご自身が家づくりに使っていい予算を
具体的に知ることから始めるようにしていただければと思います。
もしかしたら、その結果、
あなたは住むエリアを変更しないといけなくなるかもしれません。
あるいは、思っているより小さな土地を買わざるを得ないかもしれません。
あるいは、考えているだけの広さの家を建てられないかもしれません。
あるいは、その全てを選択しないといけないかもしれません。
しかしながら、家を建てることに対して無知な状態で家づくりに望み、
正確な予算も分からないまま、要望ばかりを優先して家づくりを行ない、
お金、土地、家、庭を別々で考え、チグハグになってしまった結果、
その後の暮らしや子供の進路、それから老後の生活に
支障が出てしまうのでは、家を建てた意味がなくなってしまいます。
ですから、絶対に『資金計画』だけは飛ばさないように、
そして資金計画のやり方を間違えている
『間違った資金計画』に騙されないようにしていただければと思います。
正しい資金計画は、住宅ローン選びから始まり、
間違った資金計画は、住宅ローン選びを最後に行なうので、
そこを覚えておいていただければと思います。
それでは、、、